ターンテーブル + Spotify 新しいレコードの楽しみ方!VNYLのTRNTBLがけっこう良さそう!
VNYLというサブスクリプションサービスを聞いたことがありますか?
文字通りの「ヴァイナル=レコード」サービスなんだけど、例えば22USDのプランだと月に1枚、39USDのプランだと3枚、といった感じでレコードを届けてくれる。
事前に音楽の好みを登録しておいて、それに基づいてVNYLの中の人がキュレーションしてレコードを届けてくれる、実はアナログなサービスなんですよ。
そのVNYLが新しくターンテーブル「trntbl」をリリースするみたい。
シンプルなデザインで、すごく気になりますよね。
このターンテーブル「trntbl」は、ワイヤレスのBluetooth経由でスピーカーやヘッドフォンに繋げることができるみたいなんだけど、まあそれ自体はそんなに目新しいことでもない。
最大の特徴は、SpotifyやTune inなどのサービスをシェアできるという点。
Serato DJってパソコンの中の音をレコードでコントロールするってDJ向けのデバイスがあるけど、それをもっとコンシューマ向けにした音楽デバイスって感じなんでしょうか。
針を落として音楽を聴く。
ハイテクのようでこのアナログ感!これが今の音楽には必要なのかも知れませんね。
ちなみに今はまだプレオーダー中で、420USDのところ351USDでゲットできる、けっこうお買い得ですね!
アメリカ人の選ぶプリンスベスト曲は?
先週4月21日惜しくもこの世を去ったプリンス。早すぎる死を惜しむ声はセレブからアメリカ大統領まで各方面から寄せられている。
そんな彼の曲をもう一度聴こうとアメリカ本国では、4月21日の1日だけでもアルバム23万枚、トラック100万曲の売り上げを記録している。
アルバムTOP5
Title | Album Sales |
The Very Best Of Prince | 94,621 |
Purple Rain | 55,306 |
The Hits/The B-Sides | 22,345 |
1999 | 11,640 |
Ultimate Prince | 8,985 |
トラックTOP5
Purple Rain | 125,773 |
Little Red Corvette | 89,978 |
Kiss | 86,422 |
Let’s Go Crazy | 77,763 |
When Doves Cry |
ベスト盤はさて置き、"Purple Rain", "Let' Go Crazy","When Doves Cry"はアルバム「Purple Rain」に収録されている。
"Little Red Corvette"はアルバム「1999」
"Kiss"はアルバム「Parade」
どれも80年代のPrince And The Revolutionのアルバムだ。
これを期にプリンスを聞いてみようという方はこのあたりから攻めるのが良いかもしれない。
ちなみに「Batman」は1989年の作品でサウンドトラックでありながら、ほぼプリンスのスタジオアルバムとして評価されている1枚も80年代である。
Apple MusicやSpotifyも危ない?音楽配信サービスでクリック詐欺?!
日本でもようやくサブスクリプション型の音楽配信サービスSpotifyのサービスインが間近に迫ってきて、アメリカではストリーミングがダウンロードを超えた話題も出ているみたいですね。
ノリに乗っている音楽配信サービスだけれど悩みもあって、使用料の分配で権利者と揉めることもしばしば...
アメリカでは数百億ドル規模の訴訟まで起きているのだから、日本ではまだまだ驚きです。市場が拡大すれば、お金が欲しい人たちが群がってくる... 人気の証で仕方ないんでしょうが、やはり驚きです。
そうなればもちろん詐欺の対象にもなるわけで、今後は"クリック詐欺"にも気をつけなければ、との噂もあるようです。
音楽配信サービスでクリック詐欺?
ただ厄介なのが、このサブスクでの被害者は、ユーザーである僕ら視聴者ではなくて、音楽を供給している音楽の権利者がターゲットになってしまう...
詐欺の手口?!
詐欺の手口とはこうだ。
- まず適当なダンスミュージックを100~200曲用意する。
- この音楽の再生ボタンをクリックするプログラムを作れる。
これだけ。
なぜダンスミュージックなのかというと、制作が非常に容易だから。
コンピューターで自動生成できちゃうくらい容易に作れてしまう。DTMを少しかじった方なら1日に10曲は作れるでしょう。そしてダンスミュージック的なトラックであれば誰が聞いてもこれが詐欺目的の曲だとはわからない。そこに立証の難しさが隠れている。
たいていの音楽配信サービスは、クリック数によって購読ユーザーから集めた利用料を分配している。多く再生されれば、多くの分配を得ることができる。
非常にわかりやすいシステムだ。
さっきの話ではないけど、権利者はこのクリック数頼みだけで分配額を決定されるわけだ。ふつうならアデルのクリック数が多いのは容易に想像つくが...
適当なダミー音楽もbotがせっせとクリックをする。
ダミー音楽が、1,2曲であればもしかすると意図的にクリックされていることがバレてしまうかもしれないが、100~200曲を平均的にクリックされれば「ほぼ」と言っていいほど現状では追跡不可能。
実際にこのようなbotが稼働しているのかどうかもまだ報告されていないが、間違いなくターゲットになっているのは確かだ。
今後は??
音楽配信サービスの良さって、膨大な音楽を手軽に聴けることにある。利用者にとってのメリットは、より多くの権利者からの音楽提供が不可欠。
テイラースイフトみたいな「音楽配信サービスには音楽を提供しないよ!」って権利者が多くなったらサービス自体も衰退してしまう。
分配のシステムを根本から変えるのは難しいが、なにかの対策が必要なのは確かなようだ。